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お酒のお供

お酒を飲みながら読んだら確実に悪酔いします。

女子力とは何か

Penの日常

なんだかキャピキャピしたカップルです。先日、電車に乗っていたところ、こんなことがありました。

 

女「あーっ、ケンジ(仮名)くん女子力たかーい」

ケンジ「サトミ(仮名)ちゃんだって女子力たかいじゃーん」

Pen (何なんだこの気持ち悪い会話は…)

サトミ「だって、ケンジくん今日ハンカチ持ってる~」

ケ「たまたまだよ」

サ「たまたまでも十分女子力高いよぅ」

 

フムフム。で、女子力って何なのだ。

じょしりょく ぢよし- 【女子力】

女性が美しくなりたいと願い、行動する力。美容・ダイエット・ファッションにとどまらず、キャリアや恋愛など多岐にわたる。(『女子力』松村明三省堂編修所編「スーパー大辞林 3.0」〔Androidアプリ版 Ver. 1.5.0〕)

女子力(じょしりょく 英語: women's power)は、輝いた生き方をしている女子(一部の男子)が持つ力であり、自らの生き方や自らの綺麗さやセンスの良さを目立たせて自身の存在を示す力、男性または女性からチヤホヤされる力。(Wikipedia『女子力』〔2016年10月26日11時16分編集版〕)

じょし‐りょく〔ヂヨシ‐〕【女子力】 
女性が自らの生き方を向上させる力。また、女性が自分の存在を示す力。
[補説]平成21年(2009)ごろからの流行語。明確な定義はなく、女性らしい態度や容姿を重んじること、女性ならではの感覚・能力を生活や職業に生かすことなど、さまざまな解釈で用いられる。(『女子力』「goo辞書国語辞典」:出典=デジタル大辞泉〔2017年2月11日閲覧〕)

女子力
読み方:じょしりょく

名詞「女子」に、接尾辞「力」がついたもの。(『女子力』「日本語活用形辞書 by Weblio」〔2017年2月11日閲覧〕)

「女子」に「力」がついたもの、ってそのままじゃん!なーんて言ってはいけません。

さて、色々な情報を引用してみましたが、どれも似ているようで少しずつ違うようですね。ここで大きな分類をするならば、大辞林大辞泉は「女子力を持つのは女性である」としている一方で、Wikipediaは「一部の男子」も女子力を備えると解釈している点でしょう。

 

ここから何がわかるか。「女子力」という単語それ自体の本来の意味は、当然のことながら女性が持つ特有の「力」なのでしょう。二つの大きな辞書が言っているのですから信じてあげましょう。

一方で、Wikipediaでは一般人が編集することによって巷の語法に忠実になります。そこで「一部の男子」も持ちうるとしているので、実生活のなかでは女子力を備えているのは女性に限らないということになります。もっと深読みをすると、「一部の男子」以外の男子は女子力を持ち合わせていないと言えるでしょう。

そうなると、ですよ。ケンジくんは女子力がある「一部の男子」の中の一人ということですね。その中でも「女子力がある」にとどまらず、「女子力が高い」のランクに位置しています。すごいですよ、ケンジくん。

もはや女子よりも女子と言っても過言ではありません。女子を超えた女子、すなわち超女子です。

 

超女子は、女子力の最先端をいきます。冒頭の大辞林の記述によると、女子力とは「女性が美しくなりたいと願い、行動する力」ですから、ケンジくんも常に美しくなるための行動をしているはずです。おそらく毎晩顔パックを欠かさず、全身ローラーは月に一度買い換え、「お野菜たくさん食べなきゃっ」などと言いながら旨くもないアボカドをタコのごとく飲み込み、「お魚大好きぃ」と言いながらウロコも取らずに生魚を食べていることでしょう。

「輝いた生き方をしている女子(一部の男子)が持つ力」と書いているWikipediaも見逃せません。ケンジくんは確かに輝いていました。首筋に光るネックレス。ゴージャスな指輪が三つ四つ。クゥーーーッ、手首のタトゥーが眩しいぜ☆ …えっ、そういう意味じゃないって? でもまあ、そういう意味ってことにしておきましょう。さらにWikipedia、こうも書いています。「自らの生き方や自らの綺麗さやセンスの良さを目立たせて自身の存在を示す力」。そりゃあね、ピカピカのアクセサリーは自分のセンスの良さをアピールしているでしょうね。センスのない私には、安っぽいジャラジャラしたものが邪魔そうに見えましたけどね。邪魔じゃないんでしょうね。ジャマじゃないのか。ジャマイカ。じゃぁ、まぁいいか。

 

でも、女子力のある男はチヤホヤされるって言うんですから(Wikipediaより)、私だって少しぐらい女子力を付けてチヤホヤされたいですよ。

ケンジくんの例に倣えば、ハンカチを持っていると女子力が高いんだとか。あれ、私は出かけるときには必ずハンドタオルを持ち歩いていますよ? なんならポケットティッシュも持っています。

あっ、でも「お野菜たくさん食べなきゃっ」なんて言わずに黙々とキャベツを口に入れるタイプなので、この点ではケンジくんには勝てません。超女子のケンジくんには及ばないということなので、私はまだ女子を超える存在ではないようです。……って、それって女子そのものじゃんかっ!

 

おわり。