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お酒のお供

お酒を飲みながら読んだら確実に悪酔いします。

話が進まない模範的な文章

男の模範

これから書く文章では、全く話が進みませんので、覚悟してくださいね。

話が進まない文章、すなわち同じことを繰り返すばかりで展開がない文章は、読んでいる側としても「もう分かってるよ!」ということを何度も読まされて飽きてしまうという問題もあり、絶対にしてはいけないと書き方です。

 

まずは、「話が進まない文章」というのがどのような文章なのかを考えてみましょう。これはすなわち、ある話題から抜け出せない書き方で書かれた文章です。言いたいことがあったときに、それだけを書きたいがために他のことを書かないで済ませようとしてしまうのです。そうすると、話が全く進みません。本来なら、「序論→本論→結論」といくような場合でも、「序論→序論→序論」や「本論→本論→本論」もしくは「結論→結論→結論」のように書くわけです。このような文章を読んでいると、読者としても飽きてしまいます。「はいはい、分かりました」と言いたくなるのです。

 

読者が読み飽きてしまう原因は、同じことが繰り返されるだけで新たな情報が提供されないからです。つまり、一つのことだけが延々と書き連ねられて、それに付随する内容が伴わないということです。そのような文章では話が広がりません。広がらない話題をずっと読まされていることほどの苦痛はありません。「そんなことは既に分かりました」と。

 

ところで、話が進まない文章がどのようにして作られるか、というメカニズムを知っていますか。それは、書き手が「こんなことを言いたい」ということだけを考えてしまって、それに固執してしまうことから始まるのです。つまり、一つの話題から展開させることができないということです。手を変え品を変え書くので、違うことを言っているように見えますが、実際には一つの主張の前後を入れ換えたり、因果関係で説明したりしているだけで、内容は全部同じになっています。そうなると、いずれ読むのを止めたくなります。なぜなら、得られる情報が一つしかないことに遅かれ早かれ気づくからです。得られる情報が一つしかないと、「それはもう分かっていますよ」という気持ちになるでしょう。

 

そうはいっても、他に言いたいことがなければ繰り返してしまうのも理解しがたいことではありません。言いたいこと一つだけを言おうとすれば必然的にリピートせざるを得ないのです。ひとたびリピートすれば、話が次へと進むことはまずありません。話が進まない文章、それは読みたくなくなる文章なのです。そんな文章に接したとき、人はこう呟くでしょう。「そのことは分かったから次の話に移ってくれ!」

 

従って、このような文章を書いてはいけないのです。読みたくない文章は書く価値がありません。このことは、もう皆さんにはご理解頂けたことでしょう。

話が進まない文章、すなわち同じことを繰り返すばかりで展開がない文章は、読んでいる側としても「もう分かってるよ!」ということを何度も読まされて飽きてしまうという問題もあり、絶対にしてはいけないと書き方なのです。